昭和のはじめ頃。父の友人・伊藤家に寄宿中の東京帝大の学生・村田俊次は、この家の娘・富子の突然の来室に慌てた。春本を読みふけっていたからだ。だが春本を見た富子には強烈な刺激となって、俊次のなすがままに抱かれた。その夜、富子の姉・京子は既に俊次とは深い関係にあるのだが、妹が俊次に抱かれた事を知り、自分も彼に抱かれたいと俊次の部屋に忍び込み抱かれた。こうして俊次は、昼間は妹、夜は姉を抱いていた。そんなある日、三人は山へ遊びに出かけるが、激しい夕立にあい山小屋へ逃げこんだ。そして俊次は二人を同時に抱き、心ゆくまで快楽をむさぼった。夏休みに故郷へ帰った俊次は、三つ年上の●ななじみのお新と再会した。彼女は現在、俊次の父の下で働いている秋山の妻になっているのだが、久し振りの再会に二人は、どちらからともなく誘い抱き合った。二人は人眼を恐れ場所をかえて密会をつづけるのだった…。