警視庁警備部警護課3係に所属していた高園レイは、とある告発がもとで民間の警備会社・関東総合警備へと左遷された。そこは、警視庁の依頼を受け、警察ではできない民間人の警護を請け負う‘ウラSP’会社。レイの仕事は、マルタイ(=護衛対象者)の恋人となって、本人にすら知られることなくその身を守る‘完全隠密警護’である。そんな彼女に、新たなミッションが。今回のマルタイは、全国にチェーン展開する外食企業・白石フーズ社長の一人息子。彼の実家には「かえセ サモなくバ 殺ス」という脅迫状と切り刻まれた写真が届いていた。