本作は、随時モデル募集をしているSM雑誌の編集部に調教を志願した素人M女性・大塚美咲(仮名)さんとのプレイを記録したものです。美咲さんは幼い頃からアニメやマンガの中などにある酷い仕打ちや残酷的な表現に甘い胸騒ぎを覚えるような少女でした。成長するにしたがい自分にはM性癖がある……と悶々とした日々を過ごしていました。大学で初めて恋人ができましたが、M性癖を意識すればするほどノーマルな恋人との距離は離れていきます。大学3年のとき彼女は意を決して、SMの出会い系に登録し、生まれて初めてSMを体験し、その痛みと苦しさに彼女は喜びと充足感を得ました。「鞭でもっと打ってほしい……」そう願いながら、そのときは恥ずかしくて言えませんでした。教員試験の始まりとともに忙しさの中でその男性との連絡も疎遠になってしまい、縛られたい願望を募らせながら、「私はこれから教員になる。聖職者になるのだ。異常な欲望をかなえるような行為は許されないのではないか……」という戒めの気持ちに彼女は支配されていきました。彼女は自身のM願望を封印し、見知らぬ男性に縛られ、鞭打たれる自分を想像してオナニーすることだけを自分に許しました。SMモデル応募のきっかけは祖母の死でした。人はいつかは死んでしまう。願いや欲望を封印したまま過ごしてはいけない……そんな気持ちが彼女に芽生えたのです。ちゃんと深く体験してみたい。自分がどこまで耐えられるのか、その時どんなに気持ちよくなるのか知りたい……このまま年を重ねていったら、体のラインだって崩れくるだろう。そうなる前に写真を残しておきたい。苦痛と快楽にひたっている自分を見てみたい。そして、同じような性癖を持つ人たちにありのままの自分を知ってほしい……。そう願った彼女は、「私のSMを撮影していただけませんか」とSM雑誌の編集部にコンタクトを取ってきたのです。一人のマゾヒストの女性が、幼い頃から恋い焦がれた痛みの中で、悦びに震える可愛らしい姿を皆様と共有できましたら幸いです。
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